戦国武将にみるビジネス攻略マニュアルとは? | あっきー。のブログ『世界の見方』

戦国武将にみるビジネス攻略マニュアルとは?

心の日記

ビジネスに完璧なマニュアルが存在するかどうかは、残念ながら一概にイエス、ノーと断言することはできません。

なぜなら「完璧なマニュアル」の定義は、ビジネスの状況、規模、内容、そしてそれを利用する人のスキルや経験によって大きく異なるからです。

「鳴かぬ」なら、どうする?

鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス徳川家康)
鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス(豊臣秀吉)
鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(織田信長)

3 人それぞれの性格や政策の手法をホトトギスの鳴かせ方にたとえたものです。

あなたもご存知ですよね?

意味は説明しなくても分かると思いますのでここでは省略します。詳しく知りたい方は、調べてみてください。

完璧なマニュアルがない理由

ビジネス環境は常に変化します。新しいツールが導入されたり、法規制が変更されたり、顧客のニーズが変化したりすることで、マニュアルもそれに合わせて更新する必要があります。

同じマニュアルを読んでも、人によって理解の度合いは異なります。経験豊富なベテラン社員と、初めて業務に携わる新人社員では、必要な情報量や説明の仕方が変わってきます。

業務によっては、マニュアルに全てを網羅することは困難な場合があります。特に、臨機応変な対応が求められるようなケースでは、マニュアルにない状況も発生したりします。

鳴かぬなら・・・どうする?

ここで先述の、家康、秀吉、信長、戦国武将たちの「鳴かせ方」について、彼らの戦(いくさ)における考え方や進め方が、ビジネスにおいても十分すぎるヒントになると思うので、「鳴く=儲かる」として、ビジネスで考えてみましょう!

では、

  • 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス(徳川家康)
    「やれることはやって、あとは地道に続けよう」

  • 鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス(豊臣秀吉)
    「どうにか戦略を考えて、儲かるようにしてみせる」

  • 鳴かぬなら殺してしまえホトトギス(織田信長)
    「ある程度やって儲からないなら、見切りをつけろ」


といった感じでしょうか。

あなたは、この3つのうちどのタイプでしょうか?

マニュアル作成が重要な理由

完璧なマニュアルは存在しないとしても、マニュアルを作成することは非常に重要です。

  • 業務の効率化: 業務手順を明確にすることで、新人教育の効率化や、ミスを減らすことにつながります。

  • 品質の安定化: マニュアルに沿って業務を行うことで、品質のバラつきを減らし、顧客満足度向上に貢献できます。

  • 知識の共有: ノウハウを体系的に整理し、社内に共有することで、属人化を防ぎ、組織の成長に役立ちます。

より良いマニュアルを作成するために

完璧なマニュアルを目指すのではなく、以下の点に注意しながら、より良いマニュアルを作成していくことが重要です。

  • 目的を明確にする: マニュアルを作成する目的を明確にし、読者が何を達成できるようにしたいのかを明確にする。

  • 対象者を特定する: マニュアルを読む人のスキルや経験レベルに合わせて、内容を調整する。

  • 簡潔でわかりやすい表現を使う: 専門用語を避け、図や表を効果的に活用するなど、視覚的に分かりやすい表現を心がける。

  • 定期的に見直し・更新する: ビジネス環境の変化に合わせて、マニュアルを定期的に見直し、更新する。

  • 現場の意見を反映させる: マニュアルを利用する社員の意見を聞き、改善に活かす。

ビジネスは鳴かせてなんぼ!

ビジネスは“売上”という“結果”が全てですから、ただ続けていても意味がありません。儲かる見込がないビジネスをいくら改善したって無駄な労力になります。すぐにあきらめても儲かるようにはなりません。

だから、3 つのバランスが大切です!

流れとしては、
改善(豊臣秀吉) → 継続(徳川家康) → 選別(織田信長)が良いでしょう。

基本的には、ビジネスは「鳴かせてみせよう!」という考え方がないと、稼げるようにはなりません。まして“改善”のないビジネスは存続できません。

何度も言いますが、ビジネスに完璧なマニュアルなどあり得ないのです。マニュアルに書いていないことが出てきたときに、考えることが“起業する”ということです。

まとめ

どんなビジネスにおいても完璧なマニュアルを求めるのではなく、状況に合わせて柔軟に活用できる、より良いマニュアルを作成していくことが重要です。マニュアルは、あくまで一つのツールであり、それを活用する人々の意識や行動が、ビジネスの成功を左右します。

あまりにビジネスに気持ちを入れすぎるのも、マニュアルを聖書化するのも、失敗する原因になる場合もあります。ビジネスとして儲かる見込みが薄いのであれば、マニュアルなんか無視して殺してしまえ(スッパとやめる)も必要です。

マニュアル通りにのんびり鳴くまで(儲かるまで)待っていては、どんどん周りにおいていかれます。あくまでもやるべきことを全てやった上で続けていくべきでしょう。

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